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車検の意味や目的とは?安く済ませるコツと共に解説
2022年12月22日
車を所有していると、定期的に車検を受けなければなりません。
初めて車を持った方にとっては「車検は何年ごとに受けなければならないのか」「費用相場はいくらか」など、わからないでしょう。
また、「できるだけ安く済ませたい」と思う方も多いです。
この記事では車検の意味や目的、方法から安く済ませるコツまで紹介します。
車検とは何か
車検は、正式名称を「自動車検査登録制度」といいます。
国が定めた保安基準を車が満たしているかどうかを検査するのが目的です。
車検に合格できない車は公道を走れません。
車検が義務づけられているのは、小型特殊自動車以外の自動車と排気量251cc以上の二輪です。
また、車検には期限があり車検切れの車も公道を走れません。
車検の期限は車のフロントガラズの上部に貼られている「検査標章(車検ステッカー)」や、車検証で確認できます。
車検切れの車で公道を走った場合、6点の違反点数で30日間の免許停止になります。
さらに、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金刑が科せられるのです。
車検が切れているだけでなく、自賠責保険まで切れている場合は1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金と刑が重くなります。
どのような理由があっても、車検切れの車で公道を走ってはいけません。
車検に必要な持ち物と必ずかかる費用について
車検には費用がかかります。
車検の費用は受ける場所によって異なりますが、「法定費用」は同額です。
ここでは法定費用の内訳と総額、さらに車検を受ける際に必要な持ち物を紹介します。
車検の際に必要な3つのもの
車検を受ける際には、以下のものが必ず必要です。
● 車検証:前回車検を受けた際にもらった車検証、車検が切れている場合も必要
● 納税証明書:自動車税を納めたのを証明する書類
● 自賠責保険証:車検と共に更新するもので、車検証とセットになっているのが一般的
● 身分証名称:運転免許証
なお、車検を受ける場所によっては認印が必要になる場合もあります。
現在はサインで代用できるケースがほとんどですが、心配な場合は念のために問い合わるといいでしょう。
車検の際に必要な費用とは
車検に必要な法定費用は以下の3つです。
● 自賠責保険料:24ヶ月分、自家用車は2万10円、軽自動車は1万9,730円
● 自動車重量税:車の重さによって決まり、重いほど高くなる
● 印紙代:指定工場と指定工場以外で値段が異なり、1,100~1,800円
法定費用はどこで車検を受けてもかわりません。
車検が受けられる場所とは?
自家用車の場合、車検は新車を買ってから3年後に1回目があり、以後2年ごとに受けなければなりません。
車検は法定費用以外は受ける場所によって値段が異なります。
ここでは、車検が受けられる場所とそれぞれの特徴を紹介します。
その①ディーラー
自動車を購入したディーラーでも車検を受けられます。
車検の時期が近くなると案内が来るケースもあるでしょう。
ディーラー車検はとても丁寧に行ってくれるのが特徴です。
代車の手配も迅速に行ってくれて、すべてを任せておけば安心です。
その代わり、費用が高額になりがちです。
1回目の車検はディーラーで、それ以外は別の場所で受ける方もいます。
その②ガソリンスタンドやカー用品店
ガソリンスタンドやカー用品店でも車検を行っています。
ガソリンスタンドは、自前の工場を持っていてそこに車を送って車検を行います。
また、大手のカー用品店でも車検を受けられます。
ガソリンスタンドやカー用品店で車検を受けると、費用を抑えられます。
店によって見積もりは異なりますが、ディーラー車検よりも1万円前後安いのが相場です。
その一方で、ガソリンスタンドやカー用品店は店によって車検の腕にばらつきが見られます。
「車検を受けたばかりなのに、車が不調になった」ケースもあります。
また、店によっては車検に時間がかかる場合もあるでしょう。
その③整備工場
自動車の修理を行う整備工場でも車検を受けられます。
自動車の整備が本職ですから、技術の高い車検が受けられます。
また、ガソリンスタンドやカー用品店よりも費用が安いところもあるでしょう。
その一方で、整備工場の車検は持ち込みと持ち帰りが基本です。
車検が終わるまでその場で待っていなければなりません。
工場によっては代車の準備が十分でないところもあるでしょう。
時間がある方向けの方法です。
自分で行うユーザー車検とは
ユーザー車検とは、自分自身で車検を行う方法です。
自家用車の場合は自動車技術総合機構の「自動車検査インターネット予約システム」で予約を行い、運輸支局におもむいて車検を受けます。
ユーザー車検を行えば、ディーラー車検の半額以下に費用を抑えるのが可能です。
しかし、平日の日中しか行えず、不備があれば再検査となります。
新しい車ならユーザー車検でも問題ありませんが、不備が出やすい古い車は再検査が必要になり、かえって高くつくケースもあるでしょう。
しかし、車いじりが好きな方は、あえてユーザー車検を選ぶ場合もあります。
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まとめ
車検は国が車に「公道を走る許可」を与えるための検査です。
時間と費用がかかりますが、整備不良の車を運転していれば、大事故を起す可能性もあります。
お金について心許ない場合は、ユーザー車検を利用するなど工夫しましょう。
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車が好き、車の整備が面白い、と感じた方は、ぜひご相談ください。